【浅草橋工房】寄稿  革のレーザー加工について

【浅草橋工房】寄稿  革のレーザー加工について

2015年3月10日

こんにちは!
浅草橋工房スタッフ田中です( `ェ′)>

今回は革のレーザー加工についてご説明させて頂きます。
以前の記事を一読して頂いた方はご存知かと思いますがレーザー加工機を使用すると普段とは一味違ったレザークラフトをお楽しみになれます。

“レーザー加工”と聞くと、とっても専門的で難しそうと、考えられる方もいらっしゃると思いますが大丈夫です。実は、加工自体はデータさえあれば誰でも出来てしまいます(^-^)

では心の準備が整ったところで、さっそくレーザー加工についてご紹介させて頂きます。

1 革を用意する

レザークラフトの肝の中の肝、革を選びましょう。
革の魅力は何と言っても同じものがこの世に二つとて無い事です。
色、質感、あなたにとってベストな物をじっくりと選んでください(^-^)

しかしながら、そうは言っても条件がございます。
クロームなめしの革は煤が滲んで汚れますので、植物タンニンなめしの革を選択してください。
お店の方と相談しつつ探してみてください。
きっと良い物が見つかると思います。

2 データを用意する

さあ、革を買ったぞ、早く加工したい!
という気持ちをぐっと抑えて次はデータをしっかりと用意しましょう。
ここで綿密に用意することで後々の作業をスムーズに進められるようになります。

・まずIllustratorを開いて新規作成します。
 (使用するレーザー加工機によってデータの作成方法は異なります。詳しくは使用する予定のレーザー加工機のメーカー等にお問い合わせください)

・次に、ペンツールや図形ツールを使ってイラストを作成します。

イラストの作成1

イラストの作成1

パソコン作業になれた方ならそんなに難しい操作ではないですね(^-^)/

・イラストが作成し終わりましたらグループ化を解除し、アウトライン化します。

これで準備が整いましたので.ai形式で保存してください。

イラストの作成2

イラストの作成2

どうでしょう? 思っていたよりも敷居が低いと感じられた方が多いのではないでしょうか。
Illustratorをすでに使われている方なら普段の作業と特に変わることはありません。
専門的な操作を行う必要も、準備を行う必要も無いのです。

3 加工する

いよいよ皆さんお待ちかね、加工の時間です。
データを少しだけ加工用に調整し、いよいよ本番に入ります( `ェ′)

ここで、加工をするに当たってポイントです。
レーザー加工の種類は主に”切断”と”彫刻”の二つです。
この二つを上手に使い分けることがレーザー加工機のコツでもあります。

“切断”とは、読んで字のごとく素材をレーザーでカットします。
素材を好きな形やサイズに切ったりするのは、主にこの機能です。
型では抜けないような形でも自由に切断することができます。
しかし、切断につきましては、革の淵が黒く焦げてしまうという欠点があるのでレザークラフトにおいては慎重な判断が必要です。

一方、”彫刻”の方ですが、こちらはレザークラフトにどんどん使っていきます。
用途は模様を描いたり、イラストを描いたり・・・この機能一つだけで自由度は抜群です。
アクリル等を彫刻して、刻印やプレス用の型を作成される方もいらっしゃいます。

個人的には色が薄めの革にワンポイントで濃いめに彫刻することで革全体がひきしまってカッコ良く見えると思います。
色の濃い革ですとレーザーで焦がした色とマッチしない場合があるのです(経験済み)

とは言いつつも、センスは人それぞれだとは思いますので是非、試行錯誤しながら工作をお楽しみしください(^ー^)

レーザーで書き出す

レーザーで書き出す

切断する革の厚みによってレーザーの出力を調整します。彫刻の場合は出力によって濃淡を調整することができます。
一般的にはレーザーの出力とレーザーヘッドの移動スピードの組み合わせで調整します。

加工された革

加工された革

写真右下のように細かい切断も可能です。右上はクロームを使用した革です。

クローム革はレーザー加工に向かない

クローム革はレーザー加工に向かない

写真のようにクロームの革は煤が滲み出てレーザー加工には向きません。

レーザー加工後

レーザー加工後

レーザー加工機は排煙のために内部に気流があり、風の流れる方向に煤が飛び散ります。写真では左下方向に煤が流れています。マスキングテープを貼った上からレーザーを照射することでこのような現象を防止することができます。

レーザー加工機を扱えると今までには無いくらいレザークラフトの世界が広まりますね。どうぞお気軽にチャレンジしてみてください。

浅草橋工房 田中

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