【Studio Nao】寄稿 「愛情たっぷり」水筒入れの作り方②

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【Studio Nao】寄稿 「愛情たっぷり」水筒入れの作り方②

2014年12月16日

さて今年もあとわずか!
皆さまにおかれましては、何事も起きずに平穏無事に年が越せることを祈念いたします。

早速ですが前回の続きを進めたいと思います。
前回は(胴部と底部の接着)が落ち着いて次の工程へと言うことでした。

胴部と底部を接着

胴部と底部を接着

今回は底部を「駒合わせ縫い」で組み立ててまいります。
以前の駒合わせ縫いの説明は、直線のみでのお話でした。
今回は内側と外側の菱目の数が合わない「曲線縫い」になります。

分かってしまえば「なんだ、こんな簡単なことだったのか!」と思われるかもしれません。
これが身に付くと革細工がもっともっと楽しくなりますよ(^^)

ではでは、底部を縫い始めてまいります。

底部、縫い始め

底部、縫い始め

もう一目二目左から縫い針を通すとよかったかなと思いつつ作業スタート。
このまましばらく縫い続けます。
すると「底部の菱目と胴部の菱目の位置」がずれてきます。

菱目が合わず斜めに

菱目が合わず斜めに

ここで胴部側の針を「一目、次の菱目に進めます」。

次の菱目に針を進めます

次の菱目に針を進めます

胴革の針を底部に刺し糸を引きだし、底部の糸を巻き込み元の菱目に戻ります。

胴部から底部に針を入れ、底部の針を巻き込みもとの菱目に戻したところ

胴部から底部に針を入れ、底部の針を巻き込みもとの菱目に戻したところ

(写真をクリックし拡大して確認してください。)

するとずれていた菱目が胴部・底部共に同じ位置に並ばせることができました。

菱目が揃ったところ

菱目が揃ったところ

位置が並んだところで糸を「巻いている部分」、ここに少し厚みがでてコブのようになります。
このコブをゆっくり革の中に引っ張り込み上手に隠してあげましょう。
後はまた駒合わせで縫い進め、ずれてきたら同じ作業を行います。

綺麗な縫い目に見せるコツは、三枚目の写真のように極端に縫い目がずれる前に、「一目進める」作業を行いましょう。
最後の完成の写真を見ていただくと分かりますが、無理に縫い進めた箇所は革が窮屈そうになっています。(最後の写真。左上、約1/4)
早めの対応をした箇所は風合いを損なわずに縫うことができました。

根気よくゆっくり丁寧に作業を進めてください。
縫い進めていくうちに、「針穴が見つからない、見つけにくい」ことがあります。
ここで注意が必要です。
穴が見つからないので「菱ギリでこじ開ける」のだけは避けてください。
なぜなら、すでに穴に糸が通っていた場合、菱ギリを通すことでせっかく縫ってきた糸を切ってしまう可能性があるからです。

こう言うときの対処法として、「お互いの穴から針をゆっくり刺して」みてください。

針穴を探しているところ

針穴を探しているところ

お互いの針先を探すような感じで、可能な限り穴を広げないように針を動かしお互いの
針先が当たるところを探しましょう。

針先が当たったら、動かしやすい針をゆっくり刺し進めて下さい。
針先が少し見えたら、縫い針を通す「ガイド穴」ができています。
この穴を活用してください。

針穴がみつかった

針穴がみつかった

平縫いができれば、なんら特別縫い方ではありません。
縫い目がずれたとき、「一目進む」。縫い穴が見つからないときは、互いの針で探る。

底部、駒合わせ縫いの完成

底部、駒合わせ縫いの完成

いかがでしょう。
駒合わせ縫いで目が合わず、「何故だ?」とお思いになっていらっしゃった方、スッキリしましたか(^^)
これでまた、制作の幅が広がりますね!

年の瀬で革細工の時間がなかなか取れない方が多いと思います。
来年、落ち着いたらチャレンジされてみてはいかがでしょうか。

今回も最後までご拝読いただき、ありがとうございました。
次回は「すくい縫い」の説明にて完結となります。
もうお気づきの方がいらっしゃると思いますけど、底部の「コバ処理」をしておりません。
娘ちゃんが何かを企んでいるようなのですがお話をしてくれません。

その企みが分かるのはいつになるでしょうか!こうご期待!
ではまた来週d(^^*)

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