東京都墨田区【山口産業株式会社】の工場見学に行って来ました。

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東京都墨田区【山口産業株式会社】の工場見学に行って来ました。

2013年4月20日

山口産業外観

山口産業外観

京成線八広駅を降りて、南に15分くらい荒川沿いを歩くと、山口産業さんがあります。
今回は、ほぼ月に一回開催される「やさしい革の話」という、山口産業さんの工場見学会に参加させて頂きました。
上の写真を見てわかるでしょうか?工場はトランクをイメージしたデザインになっています。
このデザイン、東京藝術大学のとある研究室がデザインしてくれたとのこと。

見学会は専務の山口明宏さんの案内のもと「皮が革になる」なめし作業の全容を説明してくださいました。
墨田区では日本のピッグスキンの約9割を生産しているそうなのですが、それでも昔に比べてタンナーさんはかなり減ってしまったらしいです。
その中でも山口産業さんは、新技術を開発され、ブランド「ラセッテー」として販売されています。
ラセッテーは、作業的にはタンニンなめしなのですが、できあがる素材はクロムなめしとタンニンなめしのイイトコどりで、軽くて柔らかい理想的な革です。
日本エコレザー基準認定の第一号でもあり、環境にやさしい革であるとのこと。

木製の回転ドラムと山口専務

木製の回転ドラムと山口専務

工場見学の最初は、↑この木製ドラムの説明から始まりました。
ドラムの前で説明されているナイスミドルが山口専務です^^
このドラムにミモザアカシアの樹皮から抽出される植物タンニンと漬け込む作業がピックル(浸酸)と呼ばれていました。

2階作業場風景

2階作業場風景

工場の1階で染色工程まで行い、2階で乾燥作業工程以下を行なっていました。
写真は山口産業さんの職人さんと看板。
1938年創業の老舗なんですね。

ラセッテーの説明書き

ラセッテーの説明書き

2階にある展示室でラセッテーの説明書きを撮ったもの。
安全でファッション性が高く、リサイクルにも適しているんですね。

山口専務はメイドインジャパンプロジェクト(MIJP)の副代表理事であるため、MIJPの中のMATAGIプロジェクトを支援されています。
MATAGIプロジェクトとは、各地方で増えすぎてしまって処分された野生動物(鹿や猪)の皮を、資源として利用出来るようにするプロジェクトであるとのこと。
このプロジェクトに山口産業さんのラセッテーの技術が活用され、使い道の少なかった野生動物の皮が、地方特産の革とし生まれ変わっているそうです。

山口専務はとても説明がわかりやすく、1時間の見学があっという間に感じました。
また、ピッグスキンのタンナーとしての熱意や、墨田区の産業を振興させたいという思いも感じることが出来ました。
これまで、すでに2000人を超える見学者を受け入れられているとのことで、今後も続けていかれるようです。
見学会の詳しくは山口専務のブログをチェックしてください。
とても参考になる見学会でした。

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